村田も苦労の30歳で…ボクシング清水聡プロ転向の“勝算”
五輪のメダリストボクサーがプロの門を叩く。
ロンドン五輪男子ボクシングバンタム級銅メダルの清水聡(30=写真)がプロ転向の意思を固め、近日中にもアマの統括組織である日本ボクシング連盟に脱退届を提出する見込みだ。
プロでの新たな所属先はIBF世界ライトフライ級王者で3階級制覇の八重樫東(33)ら多くの世界チャンピオンを輩出する大橋ジム(大橋秀行会長)になるという。
清水はライト級でリオ五輪出場を目指したものの、今年1月のアジア・オセアニア地区予選(3月・中国)代表選考会で判定負け。同予選に出場した成松大介(26)が五輪出場権を勝ち取り、清水の3大会連続出場の望みが途絶えたため、かねて目標としていたプロ転向を決断した。
同じ年でロンドン五輪ミドル級金メダルの村田諒太(30)が苦戦しているように、30歳でプロに転向する清水が結果を残すのは並大抵のことではない。年齢的に下り坂に差し掛かり、残された時間は少ないが、清水はたとえチャンピオンに上り詰めなくても将来は食うに困らない立場だという。