プロ転向の際に日本ボクシング連盟ともめた村田とは異なり、清水はロンドン後も現役としてアマボクシング界に貢献してきた。
ロンドンでは44年ぶりにメダルをもたらしたことから、山根明会長をはじめとする日本ボクシング連盟幹部たちの覚えはめでたい。1月の代表選考会で敗れた際、山根会長からは「清水を何とかしてリオ五輪に送りたい」との声も上がったほど。清水を「日本ボクシング界の宝」と言う連盟幹部もいる。そんな清水には代表チームの指導者や連盟幹部など、引退後のポストも保証されているという。
リングを降りた後も安泰だとすれば、プロに転向しても目の色を変える必要はないんじゃないかと余計な心配もしたくなるのだが。