シード権ないのに…なぜ有村智恵だけ「主催者推薦」出場
【サントリーレディス】
米女子ツアーを撤退した有村智恵(28)にとって、今大会は国内ツアー復帰戦。3位発進の2日目はスコアを2つ落とし、3アンダー13位と後退した。
有村はここ3年間、米ツアーを主戦場にしていたため、昨季限りで国内ツアーのシード権を喪失しており、大会への出場資格はない。そこで主催者推薦で出場というわけだ。
ところが有村の出場をめぐって、他の女子プロから「ちょっとおかしいんじゃないの」という非難の声が上がっている。有村が“特別扱い”されているというのだ。
シードを持たない女子プロが今大会に出場するには、主催者推薦選考会(マンデートーナメント・6日開催)を通過するか、主催者推薦しかない。有村だけがなぜ主催者推薦で出場できたのか、という疑問だ。関係者がこう言う。
「今大会の主催者推薦枠は20人、それをどう使うかは主催者の判断によります。その結果、選考会通過8人、推薦枠12人の出場が決まった。有村選手に関しては予選を免除し、本戦からの出場でいいという判断です。ただし主催者推薦で出場した12人の中で、プロは有村選手だけです。主催者の中には放送局も名を連ねていて、有村の所属マネジメント会社は業界でも顔が利きます。そういうことも少なからず影響しています」