日ハム大谷 17本塁打より価値ある“驚異の出塁率”4割5分超

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 とにかく気持ちいいくらいバットを振る。指のまめの影響で目下、野手に専念している日本ハム大谷翔平(22)のことだ。

 昨夜の楽天戦。1点を追う六回1死三塁で、左腕・辛島の高めスライダーを右中間スタンドに放り込む逆転の17号。「外野フライを打つつもりだった」という割には、力強いスイングだった。

 この日は4打数1安打。本塁打以外の打席は一ゴロと2三振。前日までの2試合は計5三振を食らっている。打者としてここまで253打席で62三振。17本塁打は評価できる数字でも、1試合に1個近く三振をしている計算になる。打席数が少ないこともあって「三振か一発か」の印象すらあるものの、大谷の打者としての価値は.341の打率はもちろん、.451という出塁率の高さが示している。パで出塁率トップの柳田の.447をしのぐ割合で塁に出ているのだ。

 メジャーのセイバーメトリクスで、特に重視されるのが出塁率。アスレチックスのビーンGMはかつて、出塁率の高い選手を集めることで黄金時代を築いた。大谷の打者としての貢献度は計り知れない。

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