練習は1日12時間 シンクロ日本復活の裏に「ハイポ」あり

公開日: 更新日:

 日本時間19日に行われたシンクロナイズドスイミングのチーム・テクニカルルーティン(TR)で日本は3位。メダル圏内で20日のフリールーティン(FR)を迎える。1位は優勝候補筆頭のロシア、2位は中国。日本と銅メダル争いが予想されるウクライナは日本に0.3310点の僅差で4位につけた。

 かつては「お家芸」としてメダルを量産してきたシンクロも、井村雅代ヘッドコーチ(HC)が04年のアテネ五輪後に中国代表コーチへ転出すると、一気にレベルダウン。前回のロンドンでは、チーム、デュエットとも5位に終わり、五輪で初めてメダルを逃す屈辱を味わった。対して中国は北京、ロンドンの2大会で3つのメダルを獲得する大躍進。改めて井村HCの手腕がクローズアップされた。

■「地獄」と呼ばれるスパルタ練習

 その井村HCが14年に復帰した途端、日本は再びメダル常連国に浮上するのだから大したものだが、それを可能にするのは選手が「地獄」と口を揃えるスパルタ練習だ。

「食べる、寝る、トイレ以外は練習」がモットーで、1日12時間以上の練習は日常茶飯事。休日は正月の数日のみで、今年6月のグアム合宿では朝5時半から夜8時まで練習を繰り返した。長く美しく見える脚づくりにも時間を割き、浮かせた足の指先で靴下をつかませ、両脚の間にボールを挟ませながら腹筋や背筋のトレーニングをさせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方