ド派手に開幕したBリーグ 「3年もたない」と不安の声も

公開日: 更新日:

「1000試合以上がテレビで中継されないわけですからブームになるのは難しい。B1の18チームで企業がバックについているチームは東芝、日立、トヨタなどわずか5チーム。関係者の間では、果たして2年目に何チームが残っているか、という声が出ています。企業系チームにしても、例えば、東芝はNBL時代の平均観客数が約1000人。そのうち700枚のチケットは親会社が買い取っていた。要するに、実際のファンは300人程度。強豪の東芝ですらこれですから、各チームが観客動員に不安を抱くのも当然です。川淵さんの方針で、B1は5000人以上収容の本拠地アリーナを確保することを条件にしましたが、どうやって埋めるのか。川淵さんは『各クラブとも3年間は死ぬ気でチケットを売れ。言い訳は許さない』と言っていますが、みな頭を抱えています」(前出のOB)

 NBLとbjリーグを合わせて34だったチーム数は36に増え、選手のレベルと試合の質の低下も大きな課題として残っている。Bリーグは5月の理事会で、資金難のため公式戦開催が困難になったチームを対象に上限1億円の資金援助をする制度の導入を決めた。「Bリーグは3年もたない」と言う関係者もいる中、先行きの厳しさを最も理解しているのが川淵氏かもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した