紅白戦で3回9失点 日ハム有原ファイナルS前に“悪癖”露呈

公開日: 更新日:

 エースより、懸念はこっちだ。

 5日に行われた日本ハムの紅白戦。白組先発の大谷は初回1イニングを投げ3安打2失点と、いささか不安の残るピッチング。直球も156キロ止まりと、160キロの快速球は見られなかった。

 が、問題は紅組先発の有原(24)だ。野手は主力が両軍に振り分けられ、いずれも半数は控え選手。白組も田中、中田、大野、中島を除けば、いずれも若手や控え選手揃い。にもかかわらず、有原は3回12安打9失点とメッタ打ちにされてしまった。

 チームメート相手では内角も投げにくいし、どこか遠慮もあったのだろう。それにしても、12日からのCSファイナルステージでの先発が期待される右腕が、この時期に大炎上はいただけない。

 有原は今季11勝9敗。開幕からあれよあれよという間に勝ち星を量産し、7月下旬には早くも10勝に到達した。しかし、そこからまさかの6連敗。序盤に打ち込まれるケースも多かった。ある球団OBは「有原は投げてみるまでわからない投手」と、こう続ける。

「下半身の使い方がうまくない。上体に頼った投げ方をするので、ボールがシュート回転して真ん中に入ってしまう悪癖がある。疲労などで下半身の体重移動がスムーズにいかない場合は、特に顕著になる。今は本人も首脳陣も『決戦前に悪いものを出し切った』と開き直るしかないでしょう」(球団OB)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した