開幕戦ドタキャンで大迷惑 ウッズのイメージはさらに悪化

公開日: 更新日:

 それもウッズ不在で計算が狂ってしまった。また、試合は予定通り開催されており、タイガー目当てのファンにすれば、チケットの払い戻しが利かなかった。

「だからファンにしてみたら、裏切られたという気分なんです。マスコミも同様で、例年ならトッププロが出場しないため、地元紙しか取材しないローカルな試合です。ところが、ウッズが出場するということで、一躍脚光を浴びて取材申請するマスコミが多かったようです。それがウッズがいなくなり、ファンもマスコミもいなくなって一気に冷え込んでしまった。ウッズはもう当てにならないと、反感を買う結果になった」(吉川氏)

 もっとも、ウッズは試合をキャンセルしても痛くもかゆくもない。今でもスポンサー契約で50億円近い収入がある上に、公傷制度を利用していれば、月に最高1万ドルもの金が米PGAツアーから支払われるからだ。

 ただ、今大会の前身、フライズドット・コムでもウッズはドタキャンしており、今回が2度目だ。

「試合をキャンセルするということは、出場枠が1つなくなるということです。米ツアーでは優先順位に応じて選手に出場できることを伝えています。ところが、ドタキャンでは、本来出場できるはずだった選手にも迷惑をかけることになる。プロとしてのイメージが悪くなったといえるでしょうね」(吉川氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情