阪神とオリで条件拮抗…FA糸井の“判断基準”はどこにある

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 FA権を行使したオリックス糸井嘉男(35)の争奪戦がマネーゲームに発展しつつある。

 現時点では阪神が獲得に名乗りを上げることは確実で、関西2球団によるガチンコ勝負の様相となっている。

 オリックスはこれまでの残留交渉で、4年総額18億円とみられる大型契約を提示。条件上積みも視野に入れている。一方の阪神も3年以上の契約年数に加え、高額な出来高を用意しているという。

「阪神は主にFA選手、助っ人を獲得する場合、基本年俸に加え、億単位の出来高を設定するケースがある。現時点では、オリックスの条件の方がいいように見えますが、阪神も出来高を加えた年俸はオリックスにも決して劣らないはず。両球団の最終的な提示額は総額で20億円程度まで膨らむのではないか」(関西の球界OB)

 条件が拮抗しているというのなら、最終的な決め手は何なのか。一部関係者が「阪神はオリックスとは比較にならないほど、ファンやマスコミの注目度が高く、プレッシャーは段違いに大きい。オリックスならノビノビとプレーできるし、住環境等の待遇も悪くない。これまで多くの年俸を稼いで、お金には困っていないでしょうし、マイペースな性格を見てもオリックスの方が居心地がいいはず」と言う一方で、前出の球界OBは、「古傷を抱える膝と相談して決めると思う」と、こう続けた。

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