メジャーでは多種多様 引退の黒田が見据える2ndキャリア
「リーグ優勝することができたし、満足いく野球人生だったと思う」
今季限りで引退した広島の黒田博樹(41)が4日、マツダスタジアムで会見、報道陣にこう言った。
今後は未定。「とりあえず野球から離れ、ゆっくりしたい」と、自宅のある米国のロスで骨休めをするようだ。「(将来は)日本とアメリカで20年もプレーさせてもらったので、さまざまな人に還元できるようなことがあれば還元したい」
広島、ドジャース、ヤンキースで得た年俸は総額約110億円。何もしなくても食うに困ることはないだろうが、40歳前後といえばサラリーマンの世界では働き盛り。ゆくゆくは広島でコーチや監督をやるにせよ、「ゆっくり」した後はどうするのか。
■先輩たちは積極的に資産を運用
元メジャーリーガーの第二の人生はバラエティーに富んでいる。通算303勝の左腕ランディ・ジョンソンは引退後に写真家、同じく204勝のオーレル・ハーシュハイザーはプロのギャンブラー(ポーカー)、マリナーズ一筋で首位打者2回のエドガー・マルチネスは実業家にそれぞれ転身した。