メジャーでは多種多様 引退の黒田が見据える2ndキャリア
かつてメッツやSFジャイアンツの職員で、スポーツカルチャーラボの小島克典氏はこう言った。
「ジャイアンツで内野手として活躍したリッチ・オーリリアはいま、アリゾナでドジャースのロバーツ監督らと共にワインビジネスを手がけています。世界各地から買い付けたワインを販売したり、西海岸の有名なワイン産地であるナパバレーのぶどう畑を経営したり。元メジャーリーガーやアメフトの選手たちの間ではワインビジネスが人気だとも聞きました。一方のフロリダではマリンビジネスに携わる人たちが多い。座ったまま二塁へ矢のような送球をすることで知られた捕手のサンチャゴはヨットビジネスで成功しています。財産管理もやる代理人との付き合いは引退後も続き、積極的に資産を運用する選手がほとんど。ゴルフや釣りやアニマルハントなどの趣味をしながら、何らかのビジネスをしているケースは多いですね」
指導者や球団職員になるか、飲食店を経営するパターンが圧倒的なプロ野球界と違って、メジャーリーガーのセカンドキャリアは多種多様。米国に拠点を置く黒田も意外なビジネスを始めるかもしれない。