U-20女子W杯SF敗退…主将・乗松瑠華が涙で漏らした決意

公開日: 更新日:

「やっぱり世界の壁は高いと感じました」――。 決勝まであとひとつのところで日本の野望はフランスに阻まれた。試合終了直後には、うずくまるチームメートに寄り添い、気丈に振る舞っていたDF乗松瑠華(浦和レディースス)の目から悔し涙があふれていた。

 パプアニューギニアで開催中のU―20女子W杯優勝を目標にしてきたヤングなでしこを、最終ラインから常に鼓舞し続けてきた。個性派揃いの選手たちの中で左腕にキャプテンマークを巻く。

 世代別代表としては大きな実績を残していない乗松は、2012年に挑んだU―17女子W杯では上位進出を期待されながらもベスト8止まり。だからこそ、優勝を目指せる力が揃った今大会に秘める思いは強かった。

 今大会随一のスピードを誇る強豪フランスを相手に、体を張って何度もピンチをはね返した。CBでコンビを組む市瀬菜々(仙台レディース)とはこのチームが結成されて約2年、信頼関係を築き上げてきた。ミスを補い、長所を高め合ってきた相棒である。

 セットプレーのチャンスとあらば、2人揃って前線へ出張。今大会では「どちらが先にゴールを決めるか」を競っている良きライバルでもある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方