阿部、村田に影響…巨人のマギー獲りはデメリットだらけ

公開日: 更新日:

 その高橋監督は、どちらかというと選手と積極的にコミュニケーションを取るタイプではない。就任1年目の今季は、ミーティングにもほとんど顔を出さず、コーチに任せた。それ自体は悪いことではないとはいえ、「選手からは、『監督の考え、真意を理解するのが難しいケースもありました』という声も出た。阿部や村田といった実績も経験もある選手を納得させることができるか、その辺は確かに不安が残る」(日本テレビ関係者)というのだ。

■これで期待の岡本は死んでしまう

 マギーの獲得はベテランの不満を誘発するだけではない。「期待の星」を殺すことにもなる。来季3年目を迎える岡本和真(20)の正三塁手への道が、ほぼ立ち消えになるからである。三塁で試合に出るためには、今季3割とゴールデングラブ賞の村田、4番候補の新外国人の2人を押しのけなければならない。高卒スラッガーとして、松井秀喜級のスター選手に育てたいと球団の誰もが言うにもかかわらず、あまりにもハードルが上がってしまったのだ。

 だからだろう。現在、派遣されているプエルトリコのウインターリーグでは、外野に挑戦中だという。前出の高橋氏がこう憤慨する。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ