ミスにも淡々 松山英樹の大会連覇勝因を心理学者が分析

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 米男子ゴルフのフェニックス・オープンを連覇した松山英樹(24)。そのプレーぶりを見て感心したのが、スポーツ心理学者の児玉光雄氏(追手門学院大学客員教授)だ。

「今季の松山はこれまで以上に堂々として見える。ミスしても過剰に反応することなく淡々とプレーを続けている。3日目は2万人収容の観客席が名物の16番でピンそば30センチにつけた。この日は約130ヤードとプロにとっては短いパー3だったが、大観衆に囲まれる異様な雰囲気で、いわゆるベタピンの選手は少なかった。松山は打つまでのルーティン(決まった動作)やプレーリズムも一定ですから大きく崩れることがない。今大会、4日間のパーオン率(80.56%)は出場選手中2位。バーディーチャンスが多かったことも勝因です。今はスコアを気にすることなく、目の前のボールとスイングだけに集中している。今季は常に上位争いをしている(6試合で優勝2回、2位2回)のも納得です。アスリートが理想とする心理状態で戦っているように見えます。4月のマスターズは、2年連続ベスト10入りしている相性のいい大会。今年は非常に楽しみです」

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