WBC辞退で株上げた? 陽岱鋼“巨人初年”のしたたかな計算

公開日: 更新日:

 下半身の張りで三軍暮らしが続いている巨人陽岱鋼(30)が今週末にやっと初実戦を迎える。18日の二軍の開幕戦に出場し、順調なら翌19日に一軍に合流する。当初の予定よりさらにズレ込んだが、31日の開幕戦に滑り込めるという計算だ。

 WBC台湾代表に招集されていたが、昨年痛めた右脇腹の状態もあり、球団と話し合った末、大事を取って参加を辞退した。その台湾はグループAで早々と1次ラウンド敗退。「史上最弱」と揶揄された韓国ほどではないにせよ、当初から台湾も「弱い」との下馬評だった。台湾メディア関係者がこう話していた。

「メジャー組では元中日でマーリンズのチェン、元ヤンキースの王建民の2投手が早々と不参加を表明。国内にもラミゴという強豪チームが代表に選手を出さないと表明していて、国内はしらけムードが漂っていた。日本の壮行試合1試合目で則本から本塁打を放って完勝した台湾選抜の王柏融はラミゴの強打者。本来なら代表でも主力になるはずだった。そして陽岱鋼です。故障を心配した巨人に出場を止められたと受け止められているから、本人は悪者にはなっていない。それどころか、代表の惨敗により、不参加だったこれらの選手の株が上がりそうなのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  2. 2

    センバツVで復活!「横浜高校ブランド」の正体 指導体制は「大阪桐蔭以上」と関係者

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希の肩肘悪化いよいよ加速…2試合連続KOで米メディア一転酷評、球速6キロ減の裏側

  4. 4

    PL学園から青学大へのスポ薦「まさかの不合格」の裏に井口資仁の存在…入学できると信じていたが

  5. 5

    阪神・佐藤輝明「打順降格・スタメン落ち」のXデー…藤川監督は「チャンスを与えても見切りが早い」

  1. 6

    ソフトB近藤健介離脱で迫られる「取扱注意」ベテラン2人の起用法…小久保監督は若手育成「撤回宣言」

  2. 7

    巨人・坂本勇人2.4億円申告漏れ「けつあな確定申告」トレンド入り…醜聞連発でいよいよ監督手形に致命傷

  3. 8

    「負けろ」と願った自分を恥じたほどチームは “打倒キューバ” で一丸、完全燃焼できた

  4. 9

    巨人・坂本勇人は「最悪の状態」…他球団からも心配される深刻打撃不振の哀れ

  5. 10

    佐々木朗希よ…せめてあと1年、吉井監督の下で準備期間を過ごせなかったのか。メジャーはそんなに甘くない

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情