3戦連続Vでも…評論家が宮里優作と日本ツアーに叱咤激励
【関西オープン】
日本ツアー16年ぶりの3戦連続優勝記録がかかる宮里優作(36)。イン発進の初日は、前半2バーディー、1ボギーの1アンダーでターン。ところが後半は3ボギーと崩れて2オーバー48位タイと出遅れた。
大会前には「(記録は)やってみないと分からない」「まずは4日間やることが大事」と煮え切らないコメントだった。
その時点で、今大会での宮里の活躍を期待するゴルフファンはガッカリだ。
評論家の菅野徳雄氏が「宮里には魅力が全く感じられない」とこう指摘する。
「ゴルフ道をひたすら究めて、2連勝もするようになれば、人の心に響くような一言や二言が自然と出てくるものですが、すごいなぁと感じさせるものが伝わってこない。スター性がないと言われても仕方ない。そもそも2連勝も激しく競い合ってのものでもなかった。それはツアー全体の問題でもある。かつてAON(青木功、尾崎将司、中嶋常幸)がいたり、和製ビッグ3と呼ばれた杉本英世、安田春雄、河野高明とライバル同士が競り合って男子ツアーを盛り上げた。ところが、いまの日本ツアーには宮里のライバルすら見当たらない。だから全身全霊、最後の力を振り絞って、へとへとになるような勝利でもなかった。今週、宮里が3連勝したって、それがなんだっていう感じです」
ワクワク、ドキドキが日本男子ツアーには欠如しているわけで、これでは人気は上がらない。