15歳久保もかすむ U-20W杯は次代スターの“国際見本市”
韓国で開催中のU―20(20歳以下)W杯で日本代表は24日、南米予選1位通過の優勝候補ウルグアイと対戦した。FCバルセロナ育ちで注目を集めている15歳FW久保建英(FC東京ユース)はベンチスタート。しかし前半16分、磐田FW小川航基(19)が左膝の大ケガで動けなくなり、久保に出番が回ってきた。
「ルーズボールの奪取能力、プレスの掛け方、勝負どころでの体の張り方などウルグアイが上回り、それが0―2という結果につながりました。日本は、攻撃の中心となった久保が特に後半、鋭いドリブル突破や絶妙なラストパスなど持ち味を発揮しましたが、チームメートとの連係不足も目立ち、ウルグアイの粘り強い守備をこじ開けることができませんでした」(サッカーダイジェスト元編集長・六川亨氏)
U―20W杯といえば「次代のスター選手の宝庫」と呼ばれ、欧米の有名クラブが敏腕スカウトを送り込み、目を皿のようにして物色する大会といわれている。日本戦で先制点を決めたウルグアイFWスキアッパカッセ、アルゼンチンFWマルティネス、イングランドFWソランケ、フランスMFトゥサールといった有望選手が今大会終了後、強豪に引き抜かれるともっぱらだ。