そんな玉鷲が一度だけ、“暴れた”のが平幕時代の11年。1月場所後の打ち上げを都内の飲食店で行っていたところ、泥酔したはずみで道路に面した店のガラスを叩き割ってしまった。玉鷲は右腕に全治3週間のケガを負い、片男波親方(元関脇玉春日)にカミナリを落とされた。
「10年に部屋を継承した玉春日は弟弟子の玉鷲を可愛がり、現役時代から押し相撲を叩き込んだ。それだけに怒り心頭で、無期限の謹慎処分を言い渡した。玉鷲も反省することしきりで、しばらくは酒自体を自粛していた」(前出の関係者)
5月場所は10勝5敗。まさかの大関とりもあるか。