巨人5人球宴ジャックで浮き彫りになったベンチの機能不全

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 日本野球機構は29日、オールスターの選手間投票の結果を発表した。12球団の選手742人が投票。すでにファン投票で選出された11人を除く8人が新たに選ばれ、巨人からは捕手の小林誠司(28)、一塁手の阿部慎之助(38)、三塁手のケーシー・マギー(34)の3人が選出された。

 セの遊撃手で1位の坂本勇人(28)は、両リーグ通じて最多の524票を獲得。ファン投票で選ばれた投手の菅野智之(27)と坂本は選手間でも1位である。

 13連敗を喫するなど5位に沈む巨人勢が、プロが選ぶ選手間投票で9ポジション中5人を占めた。「これでなぜ借金にまみれているのか。不思議ですね」と巨人OBで評論家の中村稔氏がこう嘆く。

「捕手の小林なんて、打てない、リードがダメとチームでは散々だが、プロの目が選んだ。巨人はいい選手が揃っていると証明されたわけです。ベンチのやりようによっては、上位にいないとおかしい。勝てないのはベンチの責任と言われたようなものです。先日、呆れたプレーがありました」

■「ベンチが機能していない」

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