15番痛恨ダブルボギーで予選落ち 宮里藍に見えた力の限界

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【全英リコー女子オープン】

 本場スコットランドのタフなリンクスコースにしてはスコアが伸びている。天候が大荒れでない証拠だ。単独トップに立ったキム・インキョン(29=韓国)は通算11アンダーまでスコアを伸ばし、予選通過は1アンダーまでの77選手だった。

 初日イーブンパー73位タイ発進の宮里藍(32)は1つスコアを縮めることができれば決勝に進めたが、74とスコアを崩して自身最後の全英女子オープンは予選2日間で終わった。

 この日は出だし1番(パー3)からつまずいた。ティーショットがグリーン左のバンカーにつかまると、次打はピンによらずボギー先行。前半は5番バーディーで1つ取り戻したが、直後の6番がボギー。そして8番は1メートルのパーパットがカップに蹴られて3つ目のボギーとして通算2オーバーでターン。折り返して11番、13番で6メートル前後のバーディーパットを決めてスタート時のイーブンパーまで戻した。

 悪夢は15番(パー5)だった。2打目がブッシュにつかまると、3打目は出すだけ。グリーンを狙った4打目が左サイドのクリークにつかまり、6オン1パットの痛恨ダブルボギー。これで予選突破は無理と悟ったようにサバサバとした表情に。17番、18番とバーディーチャンスにつけながら決めることができなかった。

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