31年ぶり甲子園 土浦日大・小菅監督“外様”の苦労明かす

公開日: 更新日:

 ――県立の下妻二から私立の土浦日大へ行くにはリスクもあったと思いますが。

「異動ではなく退職になるので、3~4カ月悩みましたけど、最初に話をもらったときから、面白そうだと無意識に思っていたんでしょうね。女房に相談したら『いいんじゃない。やりたいんでしょ?』と。そんな後押しもあって、決断できました。(取手二の選手時代、常総学院コーチ時代の恩師で元監督の)木内(幸男)さんにも相談したら『50なんだから自分で決めろ。やりたいことをやれ』と(笑い)」

 ――請負監督としてノルマや条件は提示されたんですか?

「『何年以内に甲子園へ行け』とは言われませんが、『ぜひ』とは言われました。『まず、このぬるま湯体質を変えてくれ』と。思えば私はそういうチームばかり。初任校の伊奈高も下妻二高も。たぶんそういう役回りなんです。強豪校の先生はできないと思います」

 ――土浦も昔は強豪でした。

「昔はそう言われていたでしょうね。でも31年も逃しているということは、どこか間違っているからじゃないかと。現場で誰よりも選手を見てきた自分の感覚を信じていたので、いくら偉い人が何か言ってきても『はい』と言うだけ。全く聞いていません(笑い)」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した