右手首故障で長期休養の錦織 険しいトップ10への返り咲き

公開日: 更新日:

 フェデラーはグランドスラムで最多の19勝を挙げている、言わずと知れた史上最高のテニスプレーヤーだ。世界ランク1位の連続在位期間(04年2月2日から)237週は男女を通じて歴代最長の記録も持つ。36歳になっても衰え知らずの実力者と、マスターズ1000にも勝っていない錦織を同レベルで論じるのはそもそも無理な話だ。

 右利きの選手にとって右手首の故障は完治が難しい。右手首をかばえば、肘や肩、背中の故障につながる。世界ランクの大幅ダウンによって4大大会などに上位シードで出場できないばかりか、大会序盤から格上選手と当たることもある。ランク下位の連中だって以前ほど錦織への苦手意識はない。今季は全豪4回戦で負けたフェデラー(当時17位)は別にして、格下に10敗もしており、うち3人は40位以下の選手だった。

 故障が治っても、来季は厳しい戦いが待っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド