宮里藍“現役最後”の試合 悪天候で初日キャンセルの大波乱

公開日: 更新日:

 引退会見で「イップス」と明かしたように平均パット数1.81はランク62位。一時世界ランキング首位に立ち、5勝を挙げた2010年の平均パット数1.73はランクトップだった。

 ボールが飛ばない宮里が米ツアーで勝ち星を挙げることができたのも、パットなど小技がうまかったからだ。

「勝てなくなったから引退するのであって、いくら本人が優勝を狙うといっても期待はできないでしょう。引退会見後は吹っ切れたように、楽しそうにプレーしている。一打に対する執着心や、1ドルでも多く稼ぐという厳しいプロの世界とはもう一線を画しており、気力も続かない。それでは優勝争いに加わるのは難しい。タフな設定のメジャー大会だからなおさらです」(米ツアー記者)

 5月29日の引退会見後に出場した日本の大会はスポンサー主催の2試合。契約するスポンサーへの感謝の意味もあった。

 それから米ツアー6試合に出場したが、どこでも引退の話題で持ちきりだった。引退を発表した後の宮里にとってゴルフ大会は勝負の場ではなく、現役最後の「思い出づくり」ともいえる。それもやっと今週で終わる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方