ハリル監督の戦い方には「したたかさ」が感じられない
ハイチとのテストマッチ(10日)は、後半アディショナルタイムにMF香川の劇的ゴールが決まって3―3の同点……で満足している選手はいないと思うが、それにしてもブサイクな試合だった。
前半17分までに2ゴール。前半だけで「4、5点は取れる展開」に思えたよ。それが一瞬の隙を突かれ、後半33分までに2―3と逆転された。彼我の実力差を考えると「まったくもってあり得ない話」でしかない。
ハイチ戦の日本選手にはサボったりするヤツはいないし、豊富な運動量でよく走っていた。しかし、その「ひたむきさ」がゴールという結果に結びつかない。
序盤の2点は実に見事だった。あの攻撃を何度も何度も繰り返せばよかった。なぜできない?
言うまでもない。日本の攻撃は「まだまだ大量点を奪うだけの熟成度が足りない」ということになる。まぁ~ハイチ辺りの国と接戦を演じているようでは、ロシア本大会で対戦する強豪国から「崩して点を取る」なんてことは、到底できないだろうなぁ……。
詰まるところ「シュートが下手」なんやろうなぁ~。中盤では、それなりにボールが運べ、おおっ! と思わせるような攻撃の組み立てができるのに、最後の最後になってシュートの精度が低い。