「貴乃花一派」が崩壊寸前…“泥舟”から逃げ出す親方続出

公開日: 更新日:

 いよいよ貴乃花親方は逃げられなくなったわけだが、肝心の貴ノ岩の所在もいまだ不明。「京都にいる」といわれるが、存在が確認されたわけではない。

 協会は今後、20日に臨時理事会を行い、最終調査結果を発表する方針だ。しかし、それも貴乃花親方が貴ノ岩への聴取に応じない限り、危機管理委員会の調査は不十分なままである。

 八角理事長はこの日、「(20日の理事会で)最終報告が出来ればいいけど、こればかりは……。(貴ノ岩から)話を聞けないとね」と話した。貴乃花親方が今後、民事訴訟に出れば、ますます聴取は先延ばしになる可能性がある。

■女装カレンダーに載っていない親方も

 だが、いくらあがいたところで、いたずらに騒動を混乱させるだけ。だからなのか、協会内の「貴乃花一派」は、いまや崩壊寸前だという。

 いの一番に袂を分かったのは暴行事件の加害者、日馬富士の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)だ。前回2016年の理事選で貴乃花親方の助けを借り、現体制と事を構えようとした。見返りに理事長選では貴乃花親方を支持したが、大敗後、関係が悪化。そもそも、この2人は相撲への考え方から何から、まるで違う。一時は利害が一致したものの、決裂は時間の問題だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情