理事解任は序曲…貴乃花親方vs白鵬の先に“理事長のイス”
「計423万円の給与カットだって、そう痛くはないでしょう。週刊誌では『白鵬の怪しいタニマチ』などといろいろな人脈が報じられていますけど、きちんとした有力後援者も数多くいて、物心両面で横綱を支えています。そのうちのひとりが関東の建設会社のオーナーで、この後援者は国技館のチケット販売にも影響力を持ち、相撲協会にも顔が利く。白鵬が最も頼りにするひとりで、そのオーナーの親族が地方選に出馬する際にはパーティーへ駆けつけ、約2時間半、立ちっぱなしで親族の支援者にサインを書いていた。オーナーの自宅にもしょっちゅうご機嫌をうかがいに行く関係で、すっかり懐に入り込んでいます。白鵬は将来的に相撲協会理事長になるという野望を持っている。そのための強固な人脈をすでにつくって、準備を始めているのです。協会理事長の座は、言うまでもなく貴乃花親方の悲願でもある。犬猿の仲の2人が同じ目標を持っているわけですから、今後も足の引っ張り合いが続きますよ」
白鵬は、貴乃花巡業部長を拒否したことで、対決姿勢を鮮明にした。2人の争いは、これからが本番ではないか。