分断国家ひとつに 韓国記者が見たアイホ「日本対コリア」
第1ピリオドで2ゴールを許したものの、第2ピリオドの9分すぎにランディ・グリフィンが今大会の初ゴールを決めると、第3ピリオドも日本のゴールを激しく攻め続けた。
コリアのマリー監督は「我々は南北を超えて単一のチームをつくっている。日本に勝てばアジア最高のチームになれると考えている」と語っていた。勝利することはできなかったが、五輪初ゴールは朝鮮半島を大いに沸かした。
別の韓国記者が言う。
「マリー監督や初ゴールを挙げたグリフィンらは特別ボーナスが出るのは間違いありません。ひょっとして、単一チームの全員に韓国政府あるいは大韓体育協会から報奨金が出るかもしれません」
南北両国にとって日本は歴史的には共通の敵。北朝鮮の「ほほ笑み外交」や合同チームに批判的な韓国の国民も、コリア対日本戦の時だけは熱心な「応援団」になっていたに違いない。