緒方監督は期待も…広島・鈴木誠也「開幕も分からない」

公開日: 更新日:

 16日から沖縄2次キャンプがスタートする。注目は右足首骨折からの復帰を目指す鈴木誠也(23)だ。

 昨季は115試合に出場し、打率3割、26本塁打、90打点をマーク。4番打者としてチームをリーグ連覇に導いたが、8月23日のDeNA戦で、フェンス際の打球を好捕した際に右足首を骨折。戦線離脱を余儀なくされた。

 優勝の瞬間をグラウンドで迎えることができなかった悔しさは残る。

 宮崎・日南での1次キャンプの特打では、昨季12勝を挙げた岡田から本塁打を放つなど、順調な回復ぶりを見せている。緒方監督は今月中の実戦復帰を示唆。早ければ21日の見込みで「そうなれるように頑張ります」と言った。全てが順調に見えるが、一方で鈴木はこう吐露していた。

「右足首? 実はまだそこそこ痛いんです。今年の宮崎は思ったよりだいぶ寒かった。再発? というより、行ったり来たりで一進一退というか、まだ完治してないと言った方がいいかもしれません。開幕? 周囲は間に合うように見ているかもしれないけど、そこも分かんないっす。周りに流されて焦りたくないというのもある。目指すのは開幕じゃない。生意気かもしれないけど、仮に間に合わなくても、1年トータルでチームに貢献することが大事。昨年は最後に(骨折して)いなくなって、みんなにめちゃくちゃ迷惑をかけましたから」

 周囲の期待は大きい。「沖縄に行けば暖かくなるのでもう少し実戦の動きも増えてくる」と話しているが、流されず、焦らず、トータルで考えたいとは、緒方監督には頼もしい限りだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希の「豹変」…記者会見で“釈明”も5年前からくすぶっていた強硬メジャー挑戦の不穏

  3. 3

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  1. 6

    セクハラだけじゃない!前監督が覚悟の実名告発…法大野球部元部長、副部長による“恫喝パワハラ”激白180分

  2. 7

    仁義なき「高校野球バット戦争」…メーカー同士で壮絶な密告合戦、足の引っ張り合い、広がる疑心暗鬼

  3. 8

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  4. 9

    西武・渡辺監督代行に貧打地獄を直撃!「ここまで打てないほど実力がないとは思ってない」とは言うものの…

  5. 10

    大谷がいちいち「大袈裟に球を避ける」のは理由があった!弱点めぐる相手投手との暗闘の内幕

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都知事選2位の石丸伸二氏に熱狂する若者たちの姿。学ばないなあ、我々は…

  2. 2

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    竹内涼真“完全復活”の裏に元カノ吉谷彩子の幸せな新婚生活…「ブラックペアン2」でも存在感

  5. 5

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  1. 6

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7

    二宮和也&山田涼介「身長活かした演技」大好評…その一方で木村拓哉“サバ読み疑惑”再燃

  3. 8

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  4. 9

    小池都知事が3選早々まさかの「失職」危機…元側近・若狭勝弁護士が指摘する“刑事責任”とは

  5. 10

    岩永洋昭の「純烈」脱退は苛烈スケジュールにあり “不仲”ではないと言い切れる