漫画「あぶさん」実在モデル 元日本ハム永渕洋三さんは今

公開日: 更新日:

 そして酩酊状態で立った後攻の第1打席。相手は堀内恒夫投手で、一回に3番バッターでガツンとソロホームラン。

「それから引退直前の金田正一、高橋一三選手らと巨人の三枚看板投手から3安打1打点でした。でも酔っぱらってるから、本当はボールがよく見えてなかったんですよ。夏場は苦手で、毎年ヘバってヨレヨレ。暑くて食欲が落ちるもんだから、酒の量が増えて困ったもんです(笑い)」

■後輩の大谷に「二兎を追うものは……」

 さて、佐賀市生まれの永渕さんは、県立佐賀高校(現・佐賀西高)野球部時代にエースとして活躍し、社会人野球・東芝へ。そして67年のドラフトで近鉄に指名され、投手として入団。ルーキーイヤーから一軍登録された。

「インターネットでは、初打席ホームランと書かれているようですが、あれは間違い。僕の初打席は西鉄・稲尾和久投手で、モノの見事に三振でした。ただ、2戦目に代打で出て、その時は東映・石川緑投手から初球を叩いてホームランでした。打ったあとは、中継ぎとしてマウンドに上がり、それ以降、“二刀流の永渕”と呼ばれるようになったんです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ