「本当にゴマをするのがうまい。でも、それはものすごく必要なこと。日本に順応しているところは尊敬する。さすがはもうすぐ『日本人』になるだけあるね」
順調にいけば、20年シーズンから日本人扱い。オープン戦前の練習中、河田コーチから「もうちょっと頑張れ」と尻をたたかれると、「インセンティブ?」とおどけた。実際、一昨年のオフからは守備率も出来高に含まれているという。
ヤクルトは今年、コーチを刷新、守備も含めて細かい野球に力を入れるようになった。周囲に対する「ゴマすり」は、バレンティンなりの処世術に違いない。