またも大量失点で敗戦 巨人・山口俊の“ガス欠”をOB危惧

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 昨年の汚名を返上しようと、春のキャンプは初日から111球を投げ、「一人だけ球威が違う」と視察したスコアラーをビビらせた。例年より寒かった2月上旬の宮崎で行われた紅白戦にも登板し、いきなり144キロ。他より圧倒的に早い仕上がりで投手陣の先頭を走ってきた。

 前出の高橋氏が続ける。

「昨年後半に謹慎していた影響は出るでしょうね。もともと馬力はある方でも、実戦で投げない空白の期間があれば、当然投げるスタミナは失われます。4月に空振りが取れていた球が今は当てられている。投手の秋山に逆方向へ本塁打されたのは深刻。球に力がない証拠ですから。ガス欠の可能性はあります。2月から突っ走ってくると、ちょうど疲れが出る頃です」

 巨人は勝率5割へ逆戻り。本人は昨年のことがあるだけに、大っぴらにヤケ酒を飲んでウサを晴らすわけにもいかない。今後が不安である。

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