岡本4番で一転…巨人が「二刀流」1位指名からベタ降り情報
2日のオリックス戦で4年目の岡本和真(21)が巨人の「第89代4番」に抜擢された。4日現在で打率.330、36打点、10本塁打。21歳で巨人の4番を張ったのは、あの松井秀喜以来である。待望の和製大砲の台頭で、今年のドラフト戦略に変化が起きそうだという。
ドラフト1位候補で3日に春の近畿大会を制した大阪桐蔭の「二刀流」根尾昂(3年)のリスト外しだ。
根尾はセンバツ決勝で打っては2安打1打点、投げては2失点で完投勝利。春の大阪大会決勝は満塁本塁打、完封。前日の近畿大会決勝でも3安打2打点、1失点完投という二刀流だ。今秋のドラフトでは話題性ナンバーワンの選手で、どちらかといえば、遊撃など野手としての評価が高い。当然、巨人の1位候補にも含まれる。岡崎スカウト部長は「根尾君、藤原君は順調なら上位に来る選手じゃないかな」と実力を認めているが、ここにきてベタ降りする可能性が出てきたという。
「21歳の岡本がこのまま4番に定着すれば、今秋の1位指名は高校生ではなく、補強ポイントで埋めたいのが球団の本音。昨年までは打てなかったが、今年は投手陣が苦しいという台所事情もある。チーム内で『1位は大学、社会人の即戦力投手』との声が大きくなっているようです」(球界関係者)