豪州敗退に韓国も虫の息…アジア優遇の裏に日中の放映権料

公開日: 更新日:

 再三のシュートチャンスを生かせなかった。

 ペルーに勝てば決勝トーナメント進出の望みがあった豪州は、0―2で完封負けを喫し、2敗1分けで敗退が決定。2大会連続の未勝利でロシアを去る。

 今大会、豪州を含むアジア勢は5カ国が出場しているが、今のところ決勝T進出の可能性が残されているのは日本と韓国だけ。韓国は2敗を喫しており、すでに虫の息。前回ブラジル大会で12戦未勝利の屈辱を味わったアジア勢の苦戦は大会前から予想されていたものの、欧米の連盟幹部からは「だから言わんこっちゃない」と冷笑する声が聞こえてきそうだ。

 W杯は2026年大会から、出場国が現行の32カ国から48カ国に拡大されることが決まっている。アジアは4・5カ国から8・5カ国へと大幅に増え、最大9カ国が参加できるようになる。

■放映権料の3分の1

 ただ、欧州各国はこの拡大に消極的だった。レベルの低下や欧州リーグ所属選手の負担増を招くとの反対意見が噴出していた。今年、この出場国拡大を22年カタール大会から前倒しで導入するプランが浮上したものの、6月のFIFA理事会で「準備不足だ」として否決されたほどだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方