早くも続投報道 西野監督が決勝T進出で手にする“ボーナス”
西野ジャパンのまさかの快進撃は、すべて1次リーグ初戦のコロンビア戦の「前半3分に吹いた神風」から始まった。
相手がペナルティーエリア内でハンドを犯して退場となり、PKを決めた日本代表が先制――という想像の埒外の出来事が重なり、コロンビア戦を制したことで日本選手に自信がみなぎった。H組最強といわれたセネガル戦では、2度リードされながら追い付き、最終的にドローに持ち込んで勝ち点1を引き寄せた。
代表監督1年生どころか「就任して2カ月」ほどの指揮官が率いる日本代表が、3戦目のポーランド戦に「引き分け以上」で1次リーグを突破できる状況にあるとは、本大会前に一体誰が予想しただろうか。
ともあれ西野監督の評価は、本大会前の「3戦全敗」「赤っ恥」「晩節を汚す」から「ドンピシャ神采配ズバリ!」とまるで名伯楽扱い。セネガル戦に引き分けた25日には一部スポーツ紙が1面にデカデカと「西野監督 1次リーグ突破すれば続投要請 緊急登板から2カ月」と書き立てた。
「記事には、初戦コロンビア戦の金星で<日本サッカー協会上層部に続投させるべきの声が広がっている>と書いてあったが、ハリルホジッチ前監督解任、西野監督後任を決めたサッカー協会のトップである田嶋幸三会長が、主導する格好で続投させようとしているのは確かです」と某放送関係者がこう続ける。