ウルグアイに勝利も 森保Jの課題は「DFラインとボランチ」

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 しかし、このままのスコアで決着をつけられないのが、森保ジャパンのツメの甘いところ。30分に途中出場のFWロドリゲスに3点目を決められてしまい、終わってみれば1点差の辛勝だった。

■「ボランチに及第点は与えられない」

「いつの時代もウルグアイの持ち味は<堅牢な守備>です。そのウルグアイを売り出し中のMF南野、中島、堂安たちがどう攻め込むか? に注目した。ウルグアイの選手たちが万全な状態ではなかったことを差し引いても、彼らは持ち味を存分に発揮。実に楽しそうに、そして勇猛果敢にアタックした。中でもMF中島はドリブルとカットインからのシュートが武器だが、状況に応じて良質のラストパスを供給するセンスも見せた。森保ジャパンの攻撃のキープレーヤーとして、今後も期待していいと思う」と話すドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏が、続けて「日本の課題もいくつか散見されました」とこう続ける。

「森保監督体制になって初めて左SB長友、CB吉田、右SB酒井宏とロシアW杯組がDFラインに並んだが、どうしても森保ジャパンの初陣、2試合のDFラインは見劣りしてしまう。バックアッパーのレベルアップは急務です。あとボランチとして先発したMF柴崎とMF遠藤、12日のパナマ戦に先発したMF青山とMF三竿の4選手に関しては、物足りないと言わざるを得ない。ボランチの選手は<攻守のつなぎ役をこなす><攻撃のスイッチを入れる><相手の攻撃を遅らせる><試合の流れをコントロールする>といった部分が求められる。重要なポジションだからこそ、相応の能力とスキルとパフォーマンスが求められる。ここ3試合、ボランチでプレーした選手には、及第点を与えられない。新戦力登場に期待したい」

 まだまだ森保ジャパンは発展途上なのである。

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