食えもしねえのに食い意地の張った巨人・原“監督大将”の話
それでもま~だ食い足りなくて夜中のコンビニでカレーパンとパック入り地鶏薫製に海苔の佃煮なんか買って家に帰った頃に、ようやくちょびっとだけ満腹感がやってきて、そのまま冷蔵庫に放り込んで寝ちまう。
食い意地張りっぱなしの生活をずっと続けてきて、いつしか若いもんに「バキューム大将」なんて呼ばれるようになった。
「この肉は食い頃でな、丸々と太って脂がのってるだろ、うめえうめえ!」
なんて腹がパンクしても食い続ける「バキューム大将」。
ドクターストップがかかって入院してる頃に、部屋の掃除に来た家政婦さんが冷蔵庫を開けると、賞味期限がとっくに切れてパサパサになった「中島カレーパン」、パキパキに干からびた「炭谷地鶏薫製」、ビンの底にひっついた「岩隈海苔」とか、出るわ出るわ!
「いや~ね大将ったら、食べもしないんだから買わなきゃいいのに」