4試合10安打の巨人・丸 カープOBが危惧する“打撃の病気”は

公開日: 更新日:

 昨季は39発でリーグ2位。DeNA・ソトと熾烈な本塁打王争いを演じていたシーズン最後の8試合で、28打数1安打15三振と極度の不振に陥った。日本シリーズでも、6試合シリーズでのワーストを更新する12三振を食らうなど、6戦でわずか4安打。打率.160の大ブレーキだった。

 本塁打と三振、そしてスランプは連動しているといわれる。昨季の丸は三振王でもあったが、今季は23でリーグ21位タイと大幅に減少。本塁打もこれまで6本だ。同トップの坂本勇が12本だから、いずれも抑えめである。現在は3番に座るが、決して振り回していないということだ。

 前出の川端氏が続ける。

「昨年終盤の不振が本塁打王争いの影響かは分かりませんが、引っ張る打球が増えていたのは確か。落合博満さんも言っていましたが、本塁打を意識し始めると、どうしても引っ張りたくなり、無意識のうちに体の開きが早くなっていくもの。丸は研究熱心な男。そういったことも修正して今季に臨んでいるのでしょう。今のところ、広角に安打が出ています」

 丸にとって怖いのは、相手投手より「本塁打病」だけのようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」