3試合でサヨナラ打2本 DeNA大和は“守備の男”だけにあらず

公開日: 更新日:

 試合を決めたのは、「守備の人」の一打だった。

 21日、同点の九回、2死二塁の場面で、DeNAの大和(31)がサヨナラヒットをかっ飛ばした。楽天のブセニッツから逆方向に打球を飛ばすと、前進守備をしていた右翼手の頭を越える適時打となった。

 一塁を回った大和は、派手にガッツポーズ。ナインに祝福の水を浴びせられ、相好を崩した。

 19日の日ハム戦でもサヨナラ打を打っており、お立ち台で「サヨナラ男ですね」と聞かれると、

「いや、たまたまです」と照れ笑い。「(選手)全員で勝った試合です」と、謙虚な姿勢を崩さなかった。

 大和は17年オフに阪神からDeNAへFA移籍。阪神時代から年俸倍増となる2年2億円で入団した。この年は打率・280を打っていたが、高田GM(当時)は「守備だけで打率3割以上の価値がある。2割5分を打ってくれれば十分」と話していた。

 今季は打率.243。2割5分にはわずかに達していないが、それでもバットでの貢献度は高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド