伸び悩む4位阪神 周囲も危惧するベンチと選手の危うい関係
それも原因のひとつなのか、今季の阪神はちょっとチーム状態が上向いたと思っても、それが長く続かない。今月も広島を3タテした直後に巨人、中日に計6連敗。前カードでヤクルトに連勝して息を吹き返したのもつかの間、この日は試合の主導権を握りながら、DeNAに引き分けに持ち込まれた。
七回にそれまで1安打無失点と好投していた先発ガルシアが突然の乱調で一挙5失点。一度は再逆転したものの、九回に抑えのドリスが追いつかれ、延長戦に入ってからは打線がわずか1安打と沈黙した。
3位の広島はこの日の中日戦で九回2死から菊池涼の適時打とバティスタの2ランで3点差を追いつき、延長十回に安部のサヨナラ本塁打で試合をものにした。3位を争う両者だが、独走巨人に食い下がるにはやはり阪神は決め手を欠きそうだ。