習志野監督に聞く サイン盗み騒動はねのけたタフさの秘密

公開日: 更新日:

――個々の選手が自分の役割をまっとうできていると。

「その場その場で浮ついてしまったり、緊張する時もあるでしょうけど、同時にこの場面ではこういうふうに打とうと考えられる冷静さがあると思う。木更津総合戦では2死でかつ、ファウルで粘って2ストライクからつないだ。普段は粘りがあるような感じではなく、チャラっとしたところはあるんですけどね(笑い)」

――春のセンバツも、2戦目の星稜戦でサイン盗み疑惑による騒動がありながら、準優勝した。かつての明徳義塾は星稜の松井秀喜に対する5打席連続敬遠で大騒動に。動揺したのか、続く広島工戦は0―8の大敗でした。

「その話は知りませんでした。僕はあの試合(星稜戦)の後、客観的にあのときの状況を子どもたちに説明したんです。実は子どもたちは試合中に注意を受けていないし、私自身も注意を受けていないことを踏まえて、『そういう状況だよね。試合は完了していると考えているし、そういうふうにも言われている』と。一方、次の試合が3日後に控えている。『今の時代、いろんなことが耳や目に入ってくるだろうけど、そういう外部の環境はコントロールできない。これを受け入れて、次の試合に集中しよう』と」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ