星稜・奥川も「気をつけたい」U18韓国W杯へ日本は厳戒態勢
「釜山はかねて日本と交流があった都市ですが、飲食店には、“日本人お断り”の張り紙が貼られていたり、店に入ろうとしたら日本人かどうかを尋ねられ、入店拒否される事例もある。夜間はもちろん、昼間でも『俺は大丈夫だ』と油断していると思わぬトラブルに巻き込まれかねない。特にスポーツの国際イベントは、選手はもちろん、韓国市民のナショナリズムが高揚し、日本に対する敵愾心が高まる。グラウンド内外での熱狂的なファンによる過激行動には気をつけた方がいい」(在韓マスコミ関係者)
■困惑するドラフト候補
選手たちも気が気でないようだ。22日に履正社と決勝戦を行い、25日の練習から代表合宿に合流した奥川恭伸(星稜)は緊迫する日韓関係について、「ニュースを見ない人でも入ってくるくらい、一番大きな話題なので知っています。無駄な外出をしないなど、気をつけたいと思います」と話せば、ある投手は「つい先日、宿舎でニュースを見ました。海外なのでただでさえ日本とは勝手が違う。正直、本当に大丈夫なのかな? という不安はあります。何をするにでも、気をつけないとダメですね」と神妙な面持ち。野手のひとりは「何かと問題になっているので少し心配はありますが、政治とスポーツは別物と思って、正々堂々と戦いたいです」と表情を引き締めていた。