村上、坂本、ソト…セの本塁打王&打点王争い 獲得は誰?

公開日: 更新日:

■心理的に有利なのは

 この点、残る2人はいささか厳しい。2番の坂本勇は、1番亀井が8月は打率・200と落ち込んでいる。主に3~5番を打つソトは、今後も2番の筒香より後を打つことになるだろう。その筒香もここ最近は調子を落とし、8月は打率.208だ。

 当然、データ以外の要素もある。評論家の高橋善正氏が言う。

「心理的にはヤクルトの村上が有利ではないか。チームは最下位でCS出場も厳しい状況。チームの成績に重圧を感じることはない。結果も出しており、心身ともに充実しているでしょう。首位の巨人はもちろん、2位のDeNAもまだ優勝の可能性が残っている。残り6試合の直接対決では、坂本とソトに対するマークはそれぞれ厳しくなる。坂本は下半身のコンディション不良が懸念。ここ数試合のように途中交代が多くなれば、それだけ打席が減りますから」

 村上が2冠なら、1939年の川上哲治(打率、打点)に次ぐ史上2人目の10代2冠王。本塁打王なら10代初の快挙となる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」