これも指揮官の適性 森保監督の運の強さに感じ入っている
スペインリーグ1部デビューを果たした18歳MFの久保建英、セリエA1年生なのにベテランの風格を漂わせる20歳DF冨安健洋など注目選手は多いが、個人的には「森保監督の運の強さ」に感じ入っているところ。
2017年10月に五輪代表監督に就任。翌年7月、五輪代表監督を兼任したままで日本代表の指揮官に就任した。すると左MFの中島がポルトガルの名門ポルトの背番号10を身にまとい、右MFの堂安がオランダの強豪PSVに引き抜かれ、FC東京の久保がスペインの超名門レアル・マドリードに移籍したと思ったら、鹿島MFの安部がバルセロナのユニホームに袖を通した。
若武者たちが急成長している時期に日本代表監督として采配を振ることができる――。この運の強さも、一国の代表チームを率いる資格のひとつだとすれば、森保監督は指揮官の適性を有している。健闘を祈る。