体づくりに強い拘り 佐々木の“ハードル”に尻込み球団続出
佐々木は前日の進路表明会見で、「しっかり体づくりをしたい」と話していた。40歳まで息の長い活躍をするためにも土台づくりは必要不可欠。練習環境のことだけを質問したという佐々木の意図は理解できる。
「そうなると、育成に充てる時間は3年では足りない。4~5年は必要になるでしょう」
と、セ球団のスカウトはこう言った。
「佐々木は中学時代、成長痛などに悩まされ、まともに野球ができるようになったのは、中学3年になってから。高校では国保監督が佐々木の将来のことを考え、他の強豪校のような投げ込みをさせなかったし、走り込みやウエートなどの体づくりはプロに入ってから本格的に取り組むことになる。さらにU18W杯では、右手中指のマメにも悩まされた。
能力が高いのは誰しも認めるとこ体づくりろだが、コンスタントに能力を発揮し、佐々木自身が目指す163キロ超えを実現するためには、相当な時間がかかるでしょう。プロ側はもちろん、育成に時間がかかることを承知していたとはいえ、面談で改めて本人の口からに関して強調されたら、嫌でも育成のハードルの高さを実感するはずです」