侍J快勝も…五輪で最も警戒すべきは“国策野球”のメキシコ

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 メキシコ代表のカストロ広報によると、「国内では依然としてサッカー人気が高いものの、近年は新しい野球場がいくつも造られ、野球のインフラが整ってきた」と話す。

 最近の5年間をみても、メキシコ国内は野球場の建設ラッシュ。今回、プレミア12が開催されたエスタディオ・チャロス・デ・ハリスコは、2014年に改修され、カリビアンシリーズも行われる球場。16年に建設されたヌエボ・エスタディオ・ヤキスは、約27億円の建設費をかけて造られたといわれている。

「メキシコでは国内リーグが人気だが、選手たちは大金を得るためメジャーでプレーすることを最優先に考えている。メジャーの評価を上げるためにも、東京五輪では今大会のメンバーを中心に金メダルを狙いにくる。04年アテネ、08年北京は予選敗退、WBCも2次ラウンドに進出できれば御の字の成績だったが、東京五輪ではダークホースとして警戒している」

 とは、前出の代表関係者。ハングリー精神旺盛で、メジャーでプレーしたいモチベーションが米国や韓国や台湾より高いのはメキシコというのだ。

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