ジャンプW杯・小林陵が今季5試合目で初優勝 葛西は33位
日本人王者が調子を上げてきた。
ノルディックスキーのW杯男子ジャンプ(独・クリンゲンタール)は15日(現地時間)、個人第5戦(HS140メートル)を行い、昨季個人総合を制した小林陵侑(23)が、いずれもトップの136・5メートル、134メートルを飛び、277・0点をマーク。今季初優勝で、W杯通算14勝目を挙げた。
今季、個人5試合目で初めて表彰台の真ん中に立った小林は「いいジャンプを2回とも揃えられたのでよかった」と、まずは安堵の表情。今後は連覇に向けて欧州勢のライバルとの争いが熾烈になるだけに「ここから大変になるが、自分のビッグジャンプを続けていきたい」と、気を引き締めるように話した。
ベテランの葛西紀明(47)は2回目に進めず33位に終わった。
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