岡本も警戒 巨人キャンプ恒例の“原監督のむちゃ振り”候補
巨人のキャンプは何かが起こる――。
例えば昨季、三塁に固定されるはずだった岡本和真(23)は、キャンプ終盤から一塁へ回り、なし崩し的に開幕一塁となった。結局、昨季の先発は、一塁が69試合、三塁が56試合、左翼が17試合。便利屋のような扱いで、ゴールデン・グラブ賞もベストナインも逃した。
原監督は性懲りもなく、今季も「4番・三塁」として固定する方針を明かしているが、昨季から「本当は三塁が一番いいんです」と話している本人は、今キャンプも三塁用のグラブだけでなく、「何があるか分からない」と一塁ミットと外野用のグラブも持参。28日から宮崎で始まった一軍合同自主トレに参加しているのだから、原監督のことをよく分かっているということだろう。
この日は助っ人勢が来日。メジャー通算1312安打の実績があるパーラは、現段階で左翼か右翼に入る予定だが、見込み違いだった場合には、重信や石川といった本職の外野手を差し置いて「外野の大穴候補がいます」と、チーム関係者がこう言った。