レッズ秋山に追い風 監督の過保護と“二刀流”救援右腕併用
レッズ・秋山翔吾(31)が2日(日本時間3日)のドジャース戦に「1番・中堅」でスタメン出場し、2打数1安打1得点。相手先発のサイ・ヤング賞左腕プライス(前レッドソックス)から一回、四球を選んで出塁。1死後、3番ガルビスの二塁打をきっかけに快足を飛ばして先制のホームを踏んだ。二回には2番手右腕モーズリーの代わりばなを捉えて二塁への内野安打を放ち、1番打者としての役割を果たした。2戦連続安打で打率は2割8分6厘とした。
秋山はここまでのオープン戦はチームの方針から1日おきの出場にとどまっている。昨季途中、故障者が続出したことから、各選手のピークをシーズン終盤に持っていきたいベル監督の意向からだ。指揮官は開幕後も主力選手の疲労や負担を軽減するため、定期的に休養を与えて「万全のコンディションで試合に臨ませたい」と話している。
渡米1年目で、現地の環境への適応に不安がある秋山にしても、150試合程度の出場になると見込まれている。
レッズの控え外野手はニック・センゼル(24)ら、若手の有望株の他、外野の全ポジションをこなす二刀流も控えている。救援右腕のマイケル・ロレンゼン(28)だ。同選手は昨季、チーム最多の73試合に登板しただけでなく、外野手としても30試合に出場(スタメン6試合)。打者では過去5年間で132打数31安打の打率・235ながら、7本塁打、24打点と長打力のある二刀流だ。今季、外野で出場する場合は、秋山との併用になるだろう。