競輪だけ崩壊状態…G1日本選手権中止を決めた静岡市の主張
最終決定は二転三転した末に市長、副市長と競輪場の所長以下係長までの4人が3回検討会を開いた結果だという。競輪は競馬やボートとは異なり、市や県など各施行者が決定するが、競輪の団体JKAや施行者の集まりの全国競輪施行者協議会、選手の団体の日本競輪選手会など、各団体の要望は聞かなかったのか。田辺市長は選手会静岡支部の支部長とは相談したそうだが、なぜ選手会の会長やJKA会長などに意見は求めなかったのか。
市長は「私も最終責任者ですので悔しい」と語ったが、悔しいのは選手であり、ファン。東京五輪の延期で自転車のトラック競技で金メダルを目指す新田祐大、脇本雄太が参戦するため、ダービーを楽しみにしていたファンは多かった。