スポーツ新聞の現場は今…試合やイベント開催が軒並み中止
新型コロナウイルスの影響で大ダメージを受けているのが各スポーツ紙だ。
「五輪が延期になったうえ、野球、Jリーグなど軒並みスポーツイベントの開催が中止に。毎日どうやって紙面を埋めていいのか頭を悩ませている」(在京スポーツ紙幹部)
芸能面もことごとく開催予定だったイベントやコンサートが中止に。現場では3月末に通信社のカメラマンのコロナ感染が発覚するなど記者の感染も時間の問題だ。一般企業は続々とテレワークやリモートワークを導入しているが、スポーツ紙はどうなのだろうか。
「紙面の編集を担当する部署やデスクは出社が必要不可欠。問題は記者の扱いですが、取材に行く現場がないから『重大案件でもなければ会社にあがらなくてもいい』という社もあれば、時間差出勤で人数をなるべく減らしている会社もあったり対応はバラバラですよ」(在京スポーツ紙記者)
競馬、ボートレース、競輪などの公営ギャンブルは無観客で開催続行。現場には記者も出向いているというが…。
「もし記者のせいで選手が感染してしまったら大問題。コロナ対策を徹底はしているものの、一番リスクが高い現場です」(ギャンブル担当記者)
一日も早く活発な取材活動ができるようになる日が訪れてほしいものだが……。